活動の動機

小さな行政へ

  • 行政は、住民福祉の増進に取り組むものですが、昨今の政治は、真新しさ等の見栄えを重視した本質的でない取組みが目立ちます。
  • 私が寝屋川市役所に入庁する少し前に2,000人以上いた正職員数は、今では約1,200人。
    定員適正化計画において、人口減少に応じた配置職員数が示されています。
  • 一方、公務員の業務の根拠となる法律は毎年 約100件成立しており、業務は増加しています。
  • 生産年齢人口の変動による人員・財源(供給力)の確保が困難な中で生産性向上に注力しない組織のままでは、本来取り組むべき住民生活の課題解決に向き合うことが難しい状況です。
  • このような状況は、現場の課題に直面する職員のエンゲージメントにも影響を及ぼしており、若年層の退職が増加するなど、組織が不安定となってきていることから、寝屋川市役所の管理職の立場を捨て、政治の立場で改革に取り組みたいと考えています。
  • 私はこれまで、飲食店、高齢者介護施設、行政事務に従事し、個々の顧客満足度を上げるための対人援助技術を高めるとともに、行政職員として、介護保険制度運営等を通じ、地域のケアマネジャー等介護事業者の後方支援、エンドユーザーにとって効果的な仕組みづくりに取り組んできました。
  • 行政でのプロジェクトでは、地域のプラットフォームとしての役割を担うことが多く、医療・介護事業者、NPO、地縁組織等の多様な人のつながりによって良い結果を生み出すことを体験することができました。
  • 過去には自分がケアマネジャー等介護現場に戻ることも考えましたが、より多くの人の福祉(ウェルビーイング)に影響を与えることができる行政職員でいることをこれまでは選択してきました。
  • 行政において、柔軟に対応することが難しいことについては、自らNPOを設立し、民間として取り組んでいくことも企画していますが、政治に関わることにより、福祉に留まらず教育や経済にも範囲を拡げた活動が可能であることから、「より多くの人のウェルビーイングに影響を与えたい」という意欲もかきたてられ、活動したいと考えています。